なんて悩んでいませんか?
Webサービスを伸ばすことは簡単ではないので、悩んでしまうのも無理はありません。
Webサービスを伸ばすには、伸ばすための手法を知ることが大切です。
伸ばすための手法を知らないと、いつまでたってもWebサービスが伸びず、収益化もできなくなってしまいます。
この記事を書いている僕は、これまで開発したWebサービスを合計2万ユーザー以上に使ってもらい、2,800万円の資金調達を達成しました。
その中では失敗もたくさんしていますので、Webサービスを伸ばす大変さもよくわかります。
そのような経験から、Webサービスを伸ばすための必須スキルである、ベネフィット・ERG理論をわかりやすく解説していきます。
「Webサービスを伸ばしたい!」と、思っているなら必見です。
ぜひこの記事を役立ててくださいね!
この記事でわかること
- Webサービスを伸ばすためのベネフィット・ERG理論と活用法
この記事はこんな人におすすめ
- Webサービス開発を始めたばかりの初心者
- これからWebサービス開発を始めようとしている未経験者
記事の信頼性
- 30歳からプログラミングを開始【13,000時間の学習量】
- Web系ベンチャー企業で【取締役・フルスタックエンジニア】
- 開発したWebサービス・アプリで【合計2万ユーザー以上・2,800万円の資金調達】
まずは結論から【Webサービスを伸ばすには、マーケティング戦略が必要】
あなたのWebサービス伸ばす上で、確実に必要なのがマーケティング戦略です。
マーケティング戦略なくして成功は期待できません。
重要なマーケティング戦略は、次のとおりです。
- ベネフィット・ERG理論
- セグメンテーション・ターゲティング
- 差別化
- 4C分析・4P分析
今回はその中でも特に重要な、ベネフィット・ERG理論を取りあげます。
なぜベネフィット・ERG理論が大切で、どのように活用すればいいのかを、Webサービスを伸ばす観点で解説していきます。
そもそもマーケティングとは?
マーケティングとは、
- 顧客のニーズにもとづいて商品やサービスを作る
- 商品やサービスの情報を顧客に届ける
- 顧客が商品やサービスの価値を効果的に得られるようにする
ということです。
わかりやすく一言で表すと、「顧客に自分たちの商品やサービスを選んでもらうための施策・活動」です。
これをWebサービスに置き換えると、
となります。
この施策や活動をする上で重要となる、ベネフィット・ERG理論をこれから解説していきたいと思います。
ベネフィット・ERG理論を徹底解説
ベネフィットについて
「ベネフィット」は、Webサービスにおけるマーケティングでは一番大切です。
ベネフィットを一言で表すと、「ユーザーにとっての価値」です。
どういうことかというと、例えば以下のような場合で説明します。
- あなたはスーパーを経営していて、お客さんに「バター」を売りたいとします。
- しかし、お客さんにとっての価値は「バター」ではありません。
- では、お客さんにとっての価値とは何でしょうか?
- それは「バターを使って作る料理」です。
- さらに深掘りすると、バターを使って作った料理を家族に振る舞った時の「家族の笑顔」です。
- そのためにバターが必要で買うのです。
- お客さんにとっては、バターの代わりになるものがあればそれでもいいのです。
ベネフィットを別の言葉で置き換えると、「ユーザーが買う理由」です。
僕は最近コーヒーメーカーを買いましたが、「なぜその商品を選んだのか?」という理由があります。
- イギリスの老舗メーカーで安心感があった
- シンプルな操作性で扱いが簡単そうだった
- デザインがシンプルで他の家電とも合いそうだった
これらが「ベネフィット」であり、「買う理由」なのです。
コーヒーメーカーのそもそもの価値は、「インスタントコーヒーより美味しいコーヒーが飲めること」です。
しかし、その他にも上記のような「価値」を感じたので、多少高額でも買うわけです。
- 「ベネフィット」 = 「ユーザーにとっての価値」 = 「ユーザーが買う理由」
と覚えてください。
ERG理論について
ERG理論とは誰もが持っているとされる、次の3つの欲求の頭文字をとった理論です。
- Exstence (存在) : 存在欲求
- Relatedness (関係性) : 人間関係欲求
- Growth (成長) : 自己欲求
これを高次欲求順にすると、次のようになります。
- 自己欲求 (成長)
- 人間関係欲求 (関係性)
- 存在欲求 (存在)
ユーザーは「この欲求のいずれか」または「すべてを満たすため」に商品を購入します。
ERG理論は、「ユーザーにとっての価値」の根本を知るための理論になります。
Webサービスを伸ばすための「ベネフィット」と「ERG理論」の活用法
では、Webサービスを伸ばすために「ベネフィット」と「ERG理論」をどのように活用すればいいのか、先述したコーヒーメーカーを例に説明します。
まず最初は、「ERG理論」を考えることから始めます。
コーヒーメーカーが「ERG理論」のうち、どの欲求を満たすのか考えます。
すると、次のようになります。
- 自己欲求 (成長) : ◎
→ コーヒーメーカーから得られる体験や利便性を求めている - 人間関係欲求 (関係性) : △
→ 機能性やデザイン性が良いものを持つことで、他者から羨ましがられたい気持ちは少しはある - 存在欲求 (存在) : ×
→ 人として存在するためには特に必要ないものなので、当てはまらない
そのため、ユーザーに購入してもらうための情報を伝える際は、「自己欲求」を満たすものになるようにしつつ、「ベネフィットを伴った内容」にする必要があります。
以下は、「ベネフィットを伴わない悪い例」と「ベネフィットを伴った良い例」になります。
【ベネフィットを伴わない悪い例】
- イギリスの老舗メーカーの商品です。
- 必要な機能だけのシンプルな作りです。
- シンプルでスタイリッシュなデザインです。
これは機能やスペックを紹介しているだけで、「価値」を提示していません。
【ベネフィットを伴った良い例】
- イギリスの老舗メーカーの商品なので、安心して長年多くのユーザーに支持されています。
- 必要な機能だけのシンプルな作りなので、操作に迷うことなくストレスがありません。
- シンプルでスタイリッシュなデザインなので、どんな場所に置いても違和感なく馴染みます。
このように、コーヒーメーカーから「どんな価値 (ベネフィット) を得ることができるのか」を提示することが大切です。
その上で、ユーザーの「自己欲求」を満たすようにしなければいけません。
「ベネフィット」と「ERG理論」はすぐに活用できるので、ぜひすぐに取り入れてみてください。
以下の記事では、Webサービスを伸ばすための「4つのマーケティングスキル」を徹底解説しているので、あわせてご参考にしてみてください。
→【Webサービスを伸ばしたい人必見】4つのマーケティングスキルを徹底解説
まとめ
今回の内容をまとめていきます。
- 「ベネフィット」=「ユーザーにとっての価値」=「ユーザーが買う理由」
- Exstence (存在) : 存在欲求
- Relatedness (関係性) : 人間関係欲求
- Growth (成長) : 自己欲求
今回解説したベネフィット・ERG理論は、とても重要なマーケティングスキルです。
Webサービスを伸ばし収益化するためには、絶対に必要なものです。
ベネフィット・ERG理論を理解し活用することで、確実にWebサービスを伸ばすことにつながります。
ぜひ、今後のWebサービス開発や運営に取り入れてみてください。
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